浜松市でフリーケージのドッグホテルをやっています。
DogリフレOGGIです。
さて、表題について今日は書いておこうと思います。
近年、犬よりも猫が増えているということでもありますが、犬は犬で一緒に出掛ける機会が増えたり今までとはまた違った付き合い方が始まっていますね。
そうなると気を付けたいのが熱中症。
毎年1回は少なくとも耳にするんですけど、犬は自分で体調が悪いって言ってくれませんから飼い主さんが気付く以外に手がありません。
初期症状としては・・・
激しいパンティング: 普段より速く、浅い呼吸を繰り返す。
よだれの増加: 口からよだれがたくさん出る、または泡を吹く。
粘膜の赤み: 舌や歯ぐき、口の中が普段より赤い(充血している)。
心拍数の増加・体が熱い: 心臓の鼓動が速くなり、触ると体が熱い。
落ち着きがない、または動かない: ぐったりして動きたがらない、または逆に落ち着きがない。
ふらつき: まっすぐ歩けず、足元がふらつく。
初期症状と言っても個体差はありますから、飼い主さんがおかしいな?と思ったら一旦立ち止まって考えてみてください。
熱中症発生の条件として、気温22度湿度60%がスタートラインだといわれています。
人間だけだと、エアコンの設定温度が高くなりがちですが犬は人よりも体温が1度くらい高い生き物です。
その点を考えて設定してください。
ちなみに当店は大体22℃設定で24時間回して、実際の室温は24℃くらいです。
では室温を下げて22℃ならいいのかといえば、そうとも言い切れません。
なぜなら犬は気温より湿度に影響を受けます。
例えば40℃の気温では犬は皆熱中症になるのかと言われたらそうでもありません。
例えば、アフリカや中東では年間の平均気温が30℃周辺で最高気温に関して言えば54℃を記録しています。
この中でも犬は生活しているのですが・・・
犬はパンティング(ハァハァする呼吸)で唾液等を気化させることで熱を放熱します。
※液体を気体へ変化させるとき、周辺の熱をエネルギーとして奪います。汗をかくと体が冷えるのはこれ。
湿度が低ければ、気化は早く進み体は冷えていきます。
また、犬は汗腺が少なく汗をあまりかきません。
※全く無いわけでなく脇や肉球の間にはあります。若干の汗はかきます。
ところが、日本の高温多湿では気温は高く湿度も高いために気化熱の放出が難しくなります。
そうなると発生した熱が逃げ場を失い文字通り熱中症に陥ります。
また、アフリカや中東の場合は湿度が低いのでどうなるかといえば・・・
湿度が低いことで気化のスピードは段違いに進みます。
常に高温であるため、水分補給が追い付かず脱水が進み熱中症になる可能性があります。
極端な気候には犬も人も対応できないということです。
犬はパンティングしてヨダレが増えれば、自分で口を動かしてある程度回収しますが、熱中症の症状が出始めるとそれができないようになります。
ハァハァと呼吸しながら、ヨダレがダラダラと零れ落ちているような状態は危険信号なので即病院です。
また、体を冷やすことで初期症状を緩和することが期待できます。
勘違いしてはいけないのは、表面を急激に冷やしたところで内部の温度が下がるまでには時間がかかるということ。例えば氷風呂に漬けるなどは熱を持っているので外側を急激に冷やすと毛細血管の収縮が激しく血行を阻害してしまいます。
私のおすすめは
1.風を当てる
2.体を濡らす+濡れタオルを被せる(気化熱を利用して全体的に下げる)
3.動脈(太い血管)を狙って冷やす(腿の内側や脇・クビ)
余裕がなければ、常温の水に漬けます。
室温を下げるだけでは体温を下げるには時間がかかります。
水+風を利用することで体感温度が恐ろしく下がります。
これはエアコンで室温を下げるだけよりも、送風機を使って気流を生む方が涼しいということと同じかもしれません。
実際に熱中症になると、脳や内臓へのダメージが後遺症で残ることもありますので、判断は早すぎるくらいで丁度いいです。
実際、症状が出てしまうと嘔吐下痢が想像以上の状態で発生します。
下痢と言っても出てくるのは、水様便です。
意識があるのかどうかもわからない場合もあるかもしれません。
熱中症は本当に身近なもので、深刻な場合は死に至りますのでいつも意識の片隅に置いておいてください。
今年の気温は7月に40℃超えましたが、8月はほとんど30℃台でとりあえず一息。
当店ではお散歩は30℃を切らないと行きません。
実際、暑い日は03:30まで30℃だった日もありました。
04:30にはまた30℃です・・・
昭和の時代には、扇風機つけて窓を開けておけば十分寝られましたが・・・あの頃から考えると気温は10℃近くあがっていることになりますからね・・・お気を付けください。






