愛玩動物看護師の店主です。
今日もちょっと呟きます。
山口大学の犬の認知症予防研究 の記事が発表されました。
今回、注目したのはこの研究の示唆しているところです。
研究の骨格
対象は山口・広島・福岡の6歳以上の犬118頭(小〜中型犬)。CDSあり群となし群に分けてアンケートで飼育管理を比較した後ろ向きコホート研究。
主な結果3点
① 6歳前の肥満はCDS発症リスクを4.44倍にする BCS(体型スコア)が高いほどリスクが上がる。肥満→酸化ストレス増加→アミロイドβ蓄積という経路が考えられている。
若いうちの肥満は認知症のリスクが4倍になる!?
② 6歳以降に給餌回数を増やすとCDS発症確率が98%減少 オッズ比0.02という極めて強い数字。ただし「食器まで歩く」という軽い身体活動の増加が背景にある可能性を論文自体が示唆している。
食事回数を増やすと発症率98%減少する!?(条件付き)
③ 6歳以降の散歩距離が長いとCDS発症確率が85%減少 さらに5歳以前の散歩時間が長いほどCDS発症後の進行が抑制されるという結果も出ている。これは論文が「初めて示した」と明記している。
散歩の距離が長いと発症率が85%減少。若いうちから散歩頑張ったら進行が抑制される!?
- 重要な示唆
論文のディスカッションにこう書いてある——
「屋外環境で多様な刺激を受け処理する機会が、散歩時間とCDS進行抑制の関係に関与している可能性がある」
「本質は刺激の入力」、論文が私と同じことを言っています。
限界として論文が認めていること
室内・屋外飼育の区別ができていない、食事のカロリー計算ができていない、サンプルが118頭と少ない、など。今後はGPSや加速度計を使った前向き研究が必要と締めくくっています。
というざっくり要約するとそんな感じ。
詳しくはリンクから読んでみてください。
執筆した助教授には詳細聞いてみようかなぁ~と思っています。
なかなか研究に類するデータを取ったりできないし、感じたことを言語化できないんだけども・・・
今回はドンピシャで『ほら!!!!!』と言いたい(笑)



