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愛玩動物看護師が考えるフレブルの体質問題

2026年05月20日 | 日常のこと

今日はちょっと真面目なお話。

帝王切開について、あれこれ考えていたんですが帝王切開といえばフレブル。

フレブルと言えば、アレルギー体質で皮膚が弱いというイメージ。

まず前提として人間の場合の話。

通常の経腟分娩では産道を通る際、母親の腸内細菌や善玉菌を赤ちゃんが受け取るんですが、帝王切開だとそのプロセスがないので腸内細菌叢の形成に違いができる。

それにより、アレルギーや喘息のリスクがやや高くなる。免疫系の発達に影響が出る可能性があるというデータがある。

最近では「シーディング」といって、帝王切開後に母親の腟内の菌を綿棒で採取して赤ちゃんに塗るという方法を試みる病院も出てきていて、それで腸内細菌叢を補おうという動きもあるらしい。

また母乳育児でかなりカバーできるという研究もあって、帝王切開だから必ずしも免疫が弱いというわけでもない。

フレブルが皮膚が弱くてアレルギー体質なのは、過度な品種改良で免疫系そのものが脆弱になっているという側面が強いと思われる。

短頭種の構造的な問題、皮膚のひだ、遺伝的な多様性の低さ、これらが複合的に絡んでいる結果であるといわれている。

しかしながら、私は帝王切開が常態化しているということは、産道を通じた菌の受け渡しが何世代にもわたって行われていないということになる。それが世代を重ねるごとに腸内細菌叢の貧困化につながっている可能性はあるのではないか?と考えている。

つまり、品種改良による遺伝的脆弱性が根本にあって、帝王切開の常態化がそこにさらに重なっている、という構造なんではないか?と。

私の手元には、当然、通常分娩をした犬とそうでない犬のデータがあるわけもないので、空想に過ぎない。

「帝王切開の常態化が何世代にもわたって腸内細菌叢の貧困化をもたらしている」という視点は、人間の医学では議論されていても、犬の品種レベルで考えている人はほとんどいないんじゃないかと考えると、これはまさか・・・という考えに至る。

しかもフレブルに限らず、ブルドッグ、ボストンテリアなど自然分娩できない品種が複数いて、そういった品種に共通してアレルギーや皮膚の弱さが見られるとしたら、品種改良だけでは説明しきれない部分がこの仮説で補完できる可能性がある。

これは思い付きにも近い仮説で、検証するにも私の立場ではどうにもならないので有識者の目に留まるか、どこかの大学の教授にコンタクトが取れたら話をしてみたいと思う。

いつか解明された時、こんなことを店主が言っていたな~と思い出してくれたら(笑)

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